コストカットのためかGoogleは国内で展開しているPixelもミリ波に対応しているのは折畳式機種だけとなっており、しっかりとミリ波に対応しているのはアメリカ向けモデルのみという感じです。
今回GSM ArenaによるとPixel 10 Proの交換機が別の市場向けのユニットだったと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
交換機が別市場向けのモデルに。
まず最初にアメリカ向けのGoogle Pixel 10シリーズは「Google Pixel 10 Pro Fold」を除いてSIMカードスロットが廃止となっています。その上で今回はあるユーザーが初期不良からGoogleに相談したところ交換機の手配をしてもらった。
ただ上記の画像のように交換機はSIMスロットがあり、初期不良が発生したアメリカ向けの個体はSIMスロットがないことを確認出来ます。実際にアメリカではeSIMがどれだけ普及しているのか不明ですが、もちろんユーザーによっては物理SIMを使えた方がいいと思うユーザーもいると思います。
そう思うユーザーはおそらく最初からPixel 10シリーズを選ばないとはいえ、今回のユーザーのように交換機に物理SIMがあればラッキーと捉える可能性もあると思います。
リスクが多い。
あくまでも物理SIMが使えるとういう面で今回の事例はラッキーだと思います。ただデメリットに関して同サイトは以下のように指摘しています。
これらはグローバルユニットであり、米国モデル専用のmmWave 5Gサポートが不足しています。グローバルピクセル10ユニットには、主にMVNOで使用される特定の5G帯域、すなわちn29/n48とn70も欠落しています。
当たり前といえば当たり前ですがアメリカ向けのモデルではないためバンドの最適化が行われていないことです。何より今回の事例はGoogleの手配ミスだったのか気になるところです。
日本であればメーカーによりますが日本向けの在庫がなくて代わりに海外向けのモデルを手配されてたらバンド最適化どうこうより前に技適の問題が出てくる感じです。
正直今まで交換機が他の市場向けという事例を見たことがなかったので今後の動向が気になるところです。