Pixel 11。Androidで唯一SoCのコスト増加が原因での値上げを回避できるかも

事前情報からも2026年の後半に登場すると予測されているSnapdragonやDimensityはTSMCの2nmプロセスノードを採用すると予測されています。直近の情報をみる限りGoogle以外のはフラッグシップモデルは2nm時代に突入という感じです。

今回DigitalChat Staition氏が来年登場するSnapdragonやDimensityのコストに言及しているのでまとめたいと思います。

各社コストが増加。

今回以下のように投稿されていることが判明しました。

先行情報によると、次世代のSM8950にはデュアルバージョン(仮にSM8945と呼ぶ)があり、位置づけはアップルA/A Proに似ており、全面的にTSMC2nmに参入し、コストが急上昇しています。
だから、来年末のあの新しい旗艦のコストも高騰し、標準装備のSM8950、プラットフォームの組み合わせSM8945+SM8950はできないかもしれない。

従来の通常版とオーバクロック版とはまた異なる感じになるのか現時点で詳細は不明です。ただ例えばXiaomi 17シリーズでXiaomi 17とXiaomi 17 Proが通常版でXiaomi 17 Ultraのみが上位版を採用するみたいなことはコストの問題から出来ない可能性があるとしています。

あくまでもXiaomi 17シリーズを例えにしましたが、単純にXiaomi 17シリーズ通して通常版もしくは上位版と共通化しないとコストの問題からも厳しいのかもしれません。

一方でメーカーがどのような契約を結んでいるのか不明ですが、特にvivoやOppoなど中位モデルまではDimensityを採用しているメーカーは最上位モデルもDimensityでいいように感じます。

なのでOppo Find X10 Ultraやvivo X400 UltraあたりはSnapdragonに拘る必要がないかもしれません。

Googleは逃げられる?

少なくとも既製品だとコストカットがしにくくなる可能性が高い中でAndroidメーカーの中ではGoogleが逃げられる可能性があります。大手でみればSamsungも逃げられる可能性がありますが、ここ数年でみると歩留率を改善できずまともにExynosを出せていない印象です。

一方でGoogle Tensor G6に関してはリーク通りであれば、良くも悪くも3nmプロセスノードを採用する可能性。ざっくり他社より1年遅れなのでGoogle Tensor G7のタイミングではこの問題に直面する可能性もあります。

ただ来年まではSoCの部分だけでみれば他社よりアドバンテージがあるのかもしれません。何よりPixel 10シリーズが搭載しているGoogle Tensor G5がどの程度の完成度なのかで今後の期待値も変わってくるかもしれません。

 

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