GoogleはPixel 9シリーズでラインナップを変更した理由として、Appleからシェアを奪還するためにプレミアムモデルを拡充したことを明らかにしています。つまりGoogleにとって意識すべきライバルはAppleであり、同じAndroidであるSamsungやXiaomiなどは協力関係にあると言ってもいいのかもしれません。
今回Phone ArenaがiPhone 17シリーズで採用されたインカメラについて言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
Pixel 10が及ばないこと。
以前よりGoogleはソフトが主軸でハードは後回しというイメージが強かったですが、プレミアム部門を拡充するにあたってハードの進化にもかなり力を入れている印象を受けます。
あまり話題にはなりませんが、SamsungのM14や超音波式画面内指紋センサーなどユーザビリティに直結する部分にはしっかりコストをかけており、さらに以前のPixelはディスプレイが暗くて当たり前でしたが今や市場でもトップクラスとなっています。
一方でPixel 10シリーズが絶対的にiPhone 17シリーズに及ばない部分の一つとして「インカメラ」です。
iPhoneには独自の切り札があります。望遠カメラが今年のPixelの決定的な強みであるならば、セルフィーカメラはAppleの強みです。iPhone 17は、iPhone 11以来触れられていなかった古い12MPフロントカメラを新しい18MPカメラに置き換えます
センターフレーム技術を採用しており、被写体に合わせて画角を自動で切り替えてくれる機能になります。
セルフィーは、ほとんどの人が毎日撮ったり使ったりするものなので、より高性能なフロントカメラは、FaceTime通話やソーシャルメディアのビデオ、さらには本格的なVlogを頻繁に撮る人にとって非常に価値があります。Appleの新しい四角いマルチアスペクトセンサーは、より鮮明な写真、より広いグループ写真、より安定したビデオを可能にします。リアカメラからアクションモードの安定化も借用しており、カジュアルなクリエイターにとって素晴らしいツールです。
若年層を中心にセルフィーの需要は高いように感じますが、結局フラッグシップを中心にカメラが強化されるとしても「リアカメラ」が中心。その中でAppleはiPhone 17シリーズでインカメラを大幅に強化したのでセルフィーを多用する人にとっては嬉しいと思います。
逆にアドバンテージがあること。
一方で当面iPhoneに抜かされる心配が全くないことの一つとしては「AI」になるのかなと思います。
AppleはiOS 26で新しいAppleインテリジェンス機能の展開を開始しました。ライブ翻訳やスマートなメッセージなどの機能は有望ですが、私の経験では、iPhoneのAI機能はGoogleのAI機能ほどうまく機能しません。言うまでもなく、私たちはまだそれらすべての中で最大のアップグレード、Siri 2.0を待っています。
いくらGoogleがAppleを意識しているからといってiPhoneをパクって均一化していくのであれば面白みはありません。だからこそ「独自性」を強化してほしいところで、AIがもっとユーザーに認知されるようになればGoogleも化けるのかもしれません。