嬉しい悲鳴。Galaxy Z Fold7はSamsungにとって問題児

韓国では歴代初の出来事としてGalaxy ZシリーズにおいてFlipよりFoldの方が注目を集めていること。従来FlipとFoldの予約比率は6:4程度だったのが今年は完全に逆転したと言われています。

もちろんGalaxy Z Fold7で魅力的な進化を遂げたということもありますが、韓国において割引に関する法律が撤廃されたことも大きいと指摘されています。

今回SamMobileによるとGalaxy Z Fold7は想定外の問題を抱えていると報告しているので簡単にまとめたいと思います。

想定以上の売り上げ。

今回の情報によるとSamsungは当初Galaxy Z Fold7を20万台製造する予定だったのが26万台に増加させたことが判明したとしています。つまりSamsungの想定以上にGalaxy Z Fold7が売れていることになります。

また今回の情報によるとSamsungは7月までに130万台のGalaxy Z Fold7を製造していましたが、8月には43万台も製造しており、当初の目標製造台数を10万台も上回ったことが判明したとしています。

Samsungにとっては嬉しい悲鳴という感じで2ヶ月連続で増産が余儀されなくなれていることしています。何よりSamsungも急遽増産に切り替えていることからも、一部販路では入手困難になる可能性があることを指摘しています。

また今回の情報によるとSamsungは年内に合計610万台の折畳式機種を出荷する予定であるとしています。これは第7世代のGalaxy ZシリーズはもちろんGalaxy Z Flip7 FEに今後正式発表予定であるGalaxy Z TriFoldなども含まれるとしています。

そしてGalaxy Z Fold7の出荷予測台数は240万台で前モデルの223万台を上回る可能性があるとしています。

インパクトのある成長ではない。

Galaxy Z Fold7は折畳式機種ではありますが、Samsungとしては折畳式機種を開発したというよりは「Ultraモデル」に開ける機能をつけたとアピールしています。

そのためUltraモデルに匹敵する本体の厚みや重さに加え広角カメラは200MPとなっています。歴代Galaxy Z Foldの中でもGalaxy Z Fold7は衝撃的な真価だったと思いますが、アメリカなどで値上げされたことも影響しているのか、予約時の反響に対してそこまで売れている感じではないです。

結局今回の情報通りであれば前モデル対比で10%も成長していないことになります。毎年のようにこれだけのインパクトがある成長を遂げることは無理だと思うので、Galaxy Z Fold8はここまで売れると考えにくいです。

Galaxy Z Fold7はめちゃくちゃ完成度が高いと思いますが、今回の数字だけでみるとライバルにかなりユーザーも流れていると判断することが出来ます。

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