いよいよ国内でも発売されたGoogle Pixel 10シリーズですがGoogleとしてはiPhoneユーザーの買い替えをどれだけ促進できるかが重要になってくるのかなと思います。
今回Phone ArenaがiPhoneからPixel 10 Proに買い替えない理由はGPUのパフォーマンスが原因ではないと報告しているのでまとめたいと思います。
パフォーマンスは劣る。
少なくともオタクたちの間で最大の焦点になる可能性があるのがベンチマークだと思います。少なくとも実際にAnTuTuで計測した限りだと期待していたほどのベンチマークスコアは伸びませんでした。
また同サイトも以下のようなテスト結果を公開しています。
GeekBench 6 | シングルコア | マルチコア |
Pixel 10 Pro | 2314 | 6274 |
Galaxy S23 | 2023 | 5180 |
iPhone 14 Pro | 2517 | 6289 |
Galaxy S24 | 2119 | 6820 |
少なくともCPUでみると2年前のAndroidと同程度のパフォーマンスであることを確認することが出来ます。一方でパフォーマンスが優れていたiPhoneと比較した場合、iPhone 14 Proなので3年前の機種と同程度のパフォーマンスということになります。
一方でGPUに関しても同様に計測した上で以下のようにコメントしています。
GPUのパフォーマンスだけに焦点を当てると、Pixel 10 ProはGalaxy S23に匹敵します。Galaxy S23は数ヶ月で3歳になります!
日常使う上では問題がないと思います。ただスマホで負荷の高いゲームをやりたいユーザーや動画編集をやりたいユーザーにとってはストレスに感じる可能性があることを指摘しています。
それだけが理由じゃない。
もちろん長く使うならパフォーマンスに余裕があった方が安定する上に快適だと思います。ただ今回の情報によるとiPhoneユーザーがPixel 10 Proに買い替えない理由はとパフォーマンスの低さだけではないと指摘しています。
AppleにはContinuity、Handoff、Universal Controlがあり、Androidと同等のものはありません。AirDropとUniversal ClipboardにはAndroidの代替手段がありますが、Appleのバージョンほどシームレスに動作するものはありません。次に、iMessageがあります。私にとってはそれほど重要ではありませんが、多くの人にとっては非常に重要です。
またGoogleカレンダーやGmailなどGoogleの最高のサービスはAndroidでなければ使えないわけでもなくiPhone含めたApple製品で使うこともできる。このことからもPixel 10 Proに買い換えようとは思わないとの話です。
単体でみた場合Androidもかなりの仕上がりですが、エコシステムでみるとやはりAppleには敵わない感じです。だからこそエコシステムに依存している人ほどiPhoneからの買い替えは難しいのかなと思います。