みんなブチギレ。Pixel 10 Pro XLのベンチマークは本当にあそこまで低いのか

いよいよ正式発表されたGoogle Pixel 10シリーズですが、大きな特徴の一つと言えるのが同社初となるTSMC製のGoogle Tensor G5を搭載していることで、TPU性能に関してはGoogle Tensor G4対比で6割近く改善していることを明らかにしています。

今回Android AuthortiyがGoogle Pixel 10 Pro XLのベンチマークに言及しているので簡単にまとめたいと思います。

このスコアにブチギレ。

あくまでも正式発表される前の話になりますが、先日にはGoogle Pixel 10 Pro XLとGoogle Pixel 9 Pro XLのベンチマークを撮影した画像がリークしており、上記の画像からもPixel 10 Pro XLのスコアが低すぎると話題になりました。

Redditor HustlersPassionは、明らかなPixel 10 Pro XLとPixel 9 Pro XLのベンチマークスコアを示す2つの画像を投稿しました。最初の写真はGeekbench 6のCPU結果を示しており、2番目の画像はAntutuスコアを示しています。Redditorは、彼らは小売店の従業員であり、このPixel 10 Pro XLモデルはデモユニットであると主張しました。興味深いことに、ユーザーはこれらの写真を投稿した直後にデバイスが「工場出荷時の状態にリセットされた」と主張しました。

そもそも店頭用のデモユニットであるため最適化されていない可能性があること。さらに計測終了後に初期化されたことを考えると挙動としては明らかにおかしいです。

約4割の改善に。

少なくとも画像だけでは端末がどのような状態でベンチマークを計測したのかも分からないです。そもそもPixel 9 Pro XLのスコアもかなり低いです。

この低いGPUスコアは、古いドライバー、GPU用に最適化されていないAntutu、グラフィカルハードウェアのダウングレード、またはこれらの問題の組み合わせによるものだと思います。

またGoogleによるとGoogle Tensor G5のパフォーマンスは前モデル対比で36%向上していることを明らかにしています。ちなみにPixel 9 Pro XLでベンチマークを計測すると130万点近くのスコアは出ます。

なので130万点を起点に36%改善したと過程した場合は178万点近くなるので、叩かれるようなスコアではないと思います。何より今後AnTuTuの計測結果が出てくると思いますが、先日リークした110万点を鵜呑みにするのは危険なのかなと思います。

これらすべての批判にもかかわらず、ベンチマークスコアは日常の使用には重要ではないと主張するRedditorの数以上が入りました。古いPixelスマートフォンやミッドレンジのスマートフォンでさえ、ほとんどのタスクを問題なく処理できるため、これは妥当な点です。

何よりAnTuTuやGeekBenchは各社が力を入れているAIを計測することが出来ないことからも、今後ベンチマークアプリとのしての重要性はどんどん下がっていく可能性があるのかなと思います。

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