先日より話題になったのがGalaxy Z Fold7の本体の厚みで、ざっくり言えばSamsungが発表したスペックよりも実測値の方がスリムであること。一方でHONORは世界で最も薄いとアピールしていますが実測値ではそんなことはない。
今回SamMobileがGalaxy Z Fold7など最新の折畳式機種の実測値について言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
実測値を公開。
昨年と比較しても薄型化/軽量化がより意識されている折畳式機種ですが、今や競争が「0.01mm」のレベルになってきています。そして今回同サイトがマイクロメーターキャリパーで折畳式機種を実測した結果を公開しています。
開いた時 | 閉じた時 | カメラ込み | |
Galaxy Z Fold7 | 4.18mm | 8.66mm | 14.0mm |
Oppo Find N5 | 4.28mm | 9.01mm | 13.61mm |
HONOR Magic V5 | 4.35mm | 9.14mm | 16.1mm |
vivo X Fold 5 | 4.46mm | 9.73mm | 15.01mm |
まず注意点として本体を閉じた時の厚みはヒンジの反対側の部分で測定しているとしています。つまり音量ボタンや電源ボタンがある側面で計測していることになります。
またvivo X Fold5はグレーでHONOR Magic V5はホワイトと機種によってはカラバリによって筐体サイズが異なり、サイズに拘るならこの色に限定される感じです。
今回の測定結果をみる限りカタログスペックより薄いのがGalaxy Z Fold7です。そして公式スペックより分厚いですがほぼスペックと誤差がないのがOppo Find N5となっています。
一方でHONORとvivoに関してはスペックとだいぶ誤差がある印象を受けます。
なぜ誤差が発生するのか。
ユーザーからすればなぜスペックと誤差が発生するのかと思うかもしれません。例えばHONORによると発表した通りの厚みを実現するにはまずサブディスプレイのフィルムを剥がす必要があります。
これはユーザー次第だと思いますが、個人的には標準装着されているフィルムをわざわざ剥がしてまで薄さや軽さを求めたいとは思わないです。またHONORによると個体差があることにも言及しています。
なので実測値とスペックではずれが発生することがありえるとの話ですが、言ってしまえば可能な限りスペックで薄くなるように計測していると判断した方がいいです。
Honorは世界で最も薄い折りたたみ式を発売すると主張していましたが、その測定は両方のスクリーンプロテクターを除外しました。そのトリックは、Samsungの正直なアプローチとは異なり、Magic V5を実際よりもスリムに見せました。
Samsungはカラバリで筐体サイズに差をつけることもなく誰にとっても分かりやすく薄型化を実感しやすいように設計したと判断することが出来ます。この辺は中華系がスペックをより大きく見せるために手段を選ばないことがマイナスに出た感じに見えます。