事前情報からもSamsungは今後ニーズがあればS-PenをGalaxy Z Foldで復活させることを明らかにしています。一方でリークであったデジタイザーに依存しない新型S-Penの話がどうなったのか現時点で不明です。
今回9To5GoogleによるとGalaxy Z Fold8でもS-Penは非対応のままの可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
CFRPを採用する可能性。
開発期間を考えるとすでに開発を開始している可能性があるGalaxy Z Fol8ですが今回の情報によるとGalaxy Z Fold7と同様バックプレートにチタンまたはカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を使用する可能性があるとしています。
どちらの素材もFoldシリーズに馴染みがあります。SamsungはCFRPを使用してGalaxy Z Fold 3からFold 6までの折りたたみ式シャーシを強化し、今年のFold 7はチタンに交換しました。Z Fold 3以前は、Samsungはステンレス鋼(またはSUS、特定のステンレス鋼グレード)に依存していましたが、同社のS Pen用に設計されたデジタイザーへの干渉により、2021年にラインナップから最初に削除されました。
何より耐久性と軽さのバランスをとるのであればチタンがベストなのかもしれません。
技術の進化に期待。
一方でCFRPが復活するとなればS-Penが復活するのでは?と期待したくなるところですが、今回の情報によるとSamsungが切り替える理由としては材料の確保のしやすさだとしています。
チタンはFold 7でうまく機能しましたが、製造における中国の役割は、中国と米国との貿易紛争(大部分は地球鉱物を中心に展開してきました)が、来年の夏の供給に影響を与える可能性があります。チタンは、サムスンが今年の折りたたみ式で望んでいたスリムなプロファイルを達成するのを助けたかもしれませんが、デジタイザーが機能せずにCFRPで同様の偉業を達成できたようです。
何より現状でみる限りGalaxy Z Foldは薄型化を優先しているため従来のように本体にデジタイザーを搭載する可能性はかなり低いです。なので仮にS-Penが復活するとしてもS-Pen自体がデジタイザーなしで機能する新構造を採用する必要があります。
少なくともSamsungの発言から何かしらの開発は進めている可能性がありますが、あまり期待しない方がいいのかもしれません。他社と異なりデジタイザーに依存してきたからこそ逆に弊害になったと考えることもできます。