初の廉価版。日本でGalaxy Z Flip 7 FEを発表しなかった理由

アメリカの現地価格でみるとGalaxy Z Flip 7とGalaxy Z Fold 7は前モデル対比で$100の値上げとなっています。Samsungは相互関税の影響を少しでも減らすためにアメリカ向けのモデルはかなり前倒しで生産したとも言われています。

今回SamMobileがGalaxy Z Flip 7 FEの価格について言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

ほぼ「6」と変わらず。

以前よりSamsungはGalaxy Zシリーズから廉価版を出すと予測されていましたが、先日開催されたGalaxy Z Flip 7 FEをようやく正式発表。廉価版なので仕方ないですが実際に蓋をあけてみるとGalaxy Z Flip 6のリメイク版という感じです。

主な違いとしてはカラバリがブラック/ホワイトの2色展開であること。そして搭載SoCがSnapdragon 8 Gen 3からExynos2400に変更され、RAMが12GBから8GBに変更と全く一緒というよりはわずかに劣化しています。

その上でアメリカにおける価格を確認すると$899となっています。ちなみにGalaxy Z Flip 6の発表当時の価格は$1099だったので$200も安くなったと考えるべきなのか、それとも$200しか変わらないと考えるかはユーザー次第なのかなと思います。

何より折畳式機種として考えると安いと思いますが、$899だとiPhone 16やPixel 9やGalaxy S25を買ってもおつりがくるくらいです。

日本では高くなる可能性。

おそらく日本で発表しなかった理由の一つとしては価格なのかなと思います。執筆時点での為替で計算すると約13万1000円ですが、この価格は税抜きなので税込だと約14万4000円前後でローカライズを考えるともっと高くなる可能性があります。

ちなみにGalaxy Z Flip 7の256GBは16万4800円で現地価格が$1199なので1ドル=約137円ということになります。なのでGalaxy Z Flip 7と同じ為替で計算するとGalaxy Z Flip 7 FEは約12万3000円と悪くはないと思いますが、結局10万円を超えているとどうしても高く感じてしまうと思います。

またGalaxy Z Flip 7 FEはアメリカにおいても直販版しかないことから生産量を限定している可能性があります。このことからも販売一次地域を優先していること。そして国内では価格が中途半端であることからも国内展開をスキップした可能性があるのかもしれません。

何よりGalaxy Z Flip 7 FEの売れ行きがよければGalaxy Z Flip 8 FEでは販売地域が拡大する可能性があります。

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