Pixel 10も恩恵。GoogleがAndroid16を前倒しした2つの理由 - Smart Leaker

先日にGoogleはAndroid16のソースコードに合わせて対象のPixelに対しても本配信が開始しています。一方で例年と比較すれば約3ヶ月の前倒しにもなっています。

今回Android AuthorityによるとGoogleがAndroid16の配信時期を前倒しにした理由について言及しているのでまとめたいと思います。

より多くの搭載機種を。

まず一つの目の理由として毎年夏頃に登場する機種でも最新のバージョンを搭載できるようにするためとしています。例えばGalaxy Zシリーズでみると毎年7月頃に正式発表されますが古いバージョンを搭載しての発売になります。

一方で直近の情報からもGalaxy Z Fold 7やGalaxy Z Flip 7はAndroid16をベースにしたOneUI8.0を標準搭載しているとも言われています。さらにPixel 9シリーズでも標準搭載出来ない状況だったのでGoogleとしては前倒ししたと指摘。

あとは下半期にかけて発表される機種の少しでも多くに最新バージョンを搭載してもらうことで最新バージョンのシェアをあげたいという狙いがあるのかもしれません。

実質的なアップデートを増やすため。

そして2つ目の理由として実質的なアップデートをより頻繁に展開することが目的だとしています。従来であれば開発者向けの新しいAPIをもたばるバージョンは通常年に1つしかなかったとしています。

ただAndroid16で前倒しをしたことで新しいAPIは年に2回リリースされることになったとしています。

第2四半期にメジャーなプラットフォームリリース、第4四半期に小規模なAPIアップデートです。メジャーリリース(Android 16など)には新しい機能、API、動作の変更がもたらされますが、第4四半期のアップデートでは新しい機能とAPIがもたらされますが、動作の変更はありません。第1四半期と第3四半期の他の2つの四半期リリースは、Feature Dropをもたらすだけです。

この辺はちょっと自分には知識がないので具体的にどのようなメリットがあるのか不明です。ただAndroidの開発をより活性化させたいという狙いがあるのかもしれません。

少なくともAndroid16で前倒しされたことで来年以降も同時期に公開される可能性があると思います。また今の開発進捗をみるとFeature Dropも6月が廃止になり9月に新たに追加されることになります。

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