事前情報からもSonyはXperia 1Ⅶから生産地を「中国」に切り替えたことが判明。またSonyの主要施設リストからタイの自社工場が消えていることに加え、中国の工場が追加されていないことを考えると自社生産をやめたと考えることが出来ます。
今回RedditにおいてXperiaの中国での生産について投稿されていたので主観的にまとめたいと思います。
中国という言葉が一人歩きしすぎ。
今回以下のように投稿されていることが判明しました。
これは、2015年にタイで新しいスマートフォン工場を建設するソニーモバイルに関する記事です。Xperia 1VIIが中国で製造されていると聞いて、本当に悲しいです。つまり、彼らは自社工場を閉鎖し、中国のOEMを使用してスマートフォンを製造することになります。彼らは今、中国に依存し、何か問題が発生した場合、彼らは切断され、彼らの特許、技術を中国政府に開示する必要があります。
おそらくですが中国で行なっているのは「組み立て」がメインになるのかなと思います。Xperia自体の開発を中国企業と共同であれば今回の投稿のようなことも懸念事項になりますが、組み立てを行うのに特許などが本当に関係してくるのか気になるところです。
Sonyが中国のどのサプライヤーに依頼しているのか不明ですが、例えばiPhoneの組み立てを行なっているFoxconnは中国企業の中で最も納税をしているとの話もあります。
また中国とアメリカが関税でバチバチの勝負をしていましたが、中国政府が多少折れた理由の一つはAppleの中国離れを懸念したとの話もあるくらいです。
有事があった場合は別の話になりますが、基本中国としてはメーカーが少しでも中国を製造することで外資を稼ぎたいところ。少なくとも特許の強制開示などがあれば二度と中国で作ることはななると思うので、今回のような投稿を中国が行うとしても超リスクがあるのかなと思います。
最後のメーカーではない。
また以下のようにも投稿されていました。
ソニーは、独自のスマートフォン工場を持っていた最後のスマートフォンメーカーの1つでした…..それはただの恥であり、時代の終わりです。スマートフォンを作るコストがおそらく低くなったので、新しいXperiaの価格を引き下げられることを願っています。
少なくともSamsungは自社製造を行っているのでXperiaが最後というわけでもありません。中国にあまりいいイメージがないことに違いはありませんが、iPhoneやPixelなどは中国で製造されています。
また技術力で見ればスマホ市場を牽引しているのは中華メーカーであることに違いはないのかなと思います。結局どう捉えるかはユーザー次第ですが、中国だからとか韓国だからとか、今回のような産地だけで機種自体の評価を決めてしまうのは勿体無いようにも感じます。