- 2025年5月9日
先日のトランプ大統領の発言からもアメリカ国外で製造されているスマホに対しては25%の関税が設定されていることに言及。これはAppleに限った話ではなく、GoogleやSamsungも同様に影響を受けることになります。
今回9To5Googleによると関税の影響でGalaxyは3割近くの値上げになる可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
3割近くの値上げに。
今回韓国のFNNewsがアメリカの新しい関税の影響によりGalaxyの価格が30〜40%近く値上げされる可能性があるとしています。
高い関税の影響は、消費者のスマートフォンの価格上昇につながっています。業界は、Samsung Galaxyが25%の関税爆弾に見舞われた場合、価格が30〜40%上昇すると予測しています。
少なくともSamsungはアメリカでGalaxyを製造する方法ないので完全に従う必要があります。何より仮に3割近くの値上げになってしまうとGalaxy S25ですら$1000を超える感じになってくるので売上に大きなダメージを受ける可能性があります。
6月末から適用。
またこの関税は6月末頃から適用とされている一方でSamsungとしては7月初旬にGalaxy Zシリーズを正式発表する可能性があること。なので現時点でSamsungが出来ることの一つとしては過去のデータをもとに6月末より前にアメリカ市場である程度余裕がある在庫量を輸入させてしまうことなのかなと思います。
おそらく他のメーカーも同様の手法をとると思っており、Galaxy ZシリーズやPixel 10シリーズはそこまで関税の影響を強く受けないようにすることが可能なのかもしれません。
一方で例えばGalaxy Z Fold 7が仮に30%近くの値上げになってしまうと、$2500前後の価格設定になってしまい、それこそ本当の物好き以外は買わないという感じになります。
トランプ大統領としてはアメリカの中で経済を循環させて発展させるという考えなんだと思いますが、短期的に見ればアメリカのメーカーがアメリカで売るのがリスクで、コスト増加分はアメリカのユーザーが担う可能性があると、アメリカの経済が一気に冷え込む可能性があるからこそ、長期的に見ればありでも短期的に見ればかなり厳しい状況になるのかなと思っちゃいます。
