- 2025年3月23日
Xperia 1Ⅶの正式発表に合わせてSonyは「Xperia intelligence」も正式発表。Google AIやGalaxy AIのように「機能」として何か出来るようにするというよりは、AIを使うことで技術の底上げをしている印象を受け、他社とはちょっと方向性が違います。
今回YouTubeにおいて超広角とAIカメラワークについて情報を頂いたのでざっくりとまとめたいと思います。
たまたま重なった。
Xperia 1Ⅶで追加された新機能の一つとして「AIカメラワーク」や「オートフレーミング」がありますが、ざっくり言えば「超広角」を起点とした機能です。
例えば「オートフレーミング」は超広角で全体を撮影しつつ、被写体をクロップした動画も合わせて保存することが出来ます。一方でどんなに機能が面白くても画質が微妙だと使うユーザーは減ります。
そのためAIカメラワークなどに対応するためにも「超広角」の強化は必須だったようにも見えます。ただ今回YouTubeにおいて以下のようなコメントを頂きました。
超広角のハードウェア進化とAIカメラワーク等のソフトウェア進化のどちらが先だったのかを聞いたところ、ソフトウェア的には1Ⅵの姿勢推定技術が完成したのが大きく、ハードウェア進化はたまたま重なったと言ってました。
頂いたコメントからもキーとなっているのは姿勢推定でたまたまとしていますが、超広角の強化とAIカメラワークなどの新機能が点で繋がっているように感じるからこそすごいと思います。
超広角に付加価値。
中華系のUltraで見ると望遠の大型化に伴い超広角が犠牲になっており、唯一強化してきたのはvivo X200 Ultraくらいです。一方でGalaxyやiPhoneと比較すれば同様の流れですがXperia 1Ⅶも超広角を強化してきたのは差別化に繋がる可能性があります。
センサー | センサーサイズ | |
iPhone 16 Pro Max | ? | 1/2.55インチ |
Galaxy S25 Ultra | JN3 | 1/2.5インチ |
Xperia 1Ⅶ | IMX906 | 1/1.56インチ |
センサーサイズで全てが決まるわけではありませんがXperia 1Ⅶは圧倒的にデカいことを確認することが出来ます。また自分で見れば超広角の使用頻度が少ないので望遠を強化して欲しかったのは本音です。
ただAIカメラワークなどは面白いので超広角を実質使う機会が増えるのは変な言い方をすれば無駄にならないのでありがたいかなと思います。
何より実機でしっかり試してみたいところです。
