- 2025年3月27日
事前情報からもトランプ大統領はAppleにアメリカでiPhoneを製造してほしいとの話。何より相互関税は海外で製造をしているアメリカメーカーにアメリカ国内で製造してもらうことでアメリカ国内でお金を回るようにしてもらうための狙いがあるのかなと思います。
今回Phone Arenaによるとトランプ大統領はAppleにインドでiPhoneを製造するなと伝えたことが判明したのでまとめたいと思います。
インドで製造するな。
先日の情報からもAppleは相互関税が比較的安い地域で製造するためにベトナムではなくインドでアメリカ向けのiPhoneを製造する準備を進めていると言われています。
一方でiPhone 18シリーズから無印とProで発表時期が分かれるとも言われていますが、製造拠点の変更から製造量にも影響が出るため、生産規模が拡大できるまでの配慮とみることも出来ます。
ただ今回ドーハで開催されたビジネスサミットにおいてトランプ大統領はAppleのティムクックCEOと会った上で、インドでの製造を中止した上で、アメリカでiPhoneを生産するように伝えたとしています。
少なくともAppleの目標は来年末までにアメリカで販売されるiPhoneのほとんどをインドで製造することでしたが、今後の政治情勢によっては厳しくなってくる可能性があります。
コストが爆増する。
少なくともAppleのサプライチェーンは中国に深く根付いており、インドで新たに探すだけでも大変なのにアメリカで探すとなるとさらに大変という感じです。
人件費と生産コストはアメリカではるかに高く、iPhoneの組み立てに必要な専門知識は長い間アジアに集中してきました。一方、インドはAppleにとって重要な成長市場になりつつあり、大規模な需要と政府の補助金により、現地生産がより魅力的になります。
アメリカ政府がアメリカ国内での製造を促進するためにAppleなどに莫大な補助金を出すなら状況が変わってくるのかもしれませんが、現状だとコストが増加した上で品質が下がる可能性。
また生産準備ができた頃に大統領が変われば方針も変わる可能性があり、Appleとしては出来れば政治に振り回されたくないという感じだと思います。
何より政治的リスクがありながらも、Appleが中国から生産拠点を移動させるのにかなり時間を要していることを考えると、すぐにアメリカで製造なんて夢のまた夢なのかなと思います。
