- 2025年4月23日
Samsungの2025年第1四半期における決算発表からもGalaxy S25シリーズの販売は非常に好調であることを明らかにしています。少なくとも進化がマンネリ化しているように見えますが多くのユーザーにとっては進化よりも抜群の安定性を優先していると判断することが出来ます。
今回SamMobileによるとアメリカ市場においてSamsungもAppleも苦戦していると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
プレミアムセグメントは厳し目。
今回市場調査会社の調査結果からも2025年第1四半期/アメリカ市場においてGalaxy S25シリーズの売上は芳しくなかったとしています。少なくとも前年同期比と比較すると売り上げは減少していることが判明したとしています。
$800以上の機種が対象となるプレミアムセグメントにおいてアメリカ市場全体でみた場合に前年対比で2%の減少としており、SamsungだけではなくAppleも売り上げが減少していることに言及しています。
ただAppleの場合は大手3キャリアのシェア率が2024年第1四半期の70%と比較して72%と向上しています。これはSamsungのフラッグシップモデルの売り上げが低迷していることに加え、iPhone 16eを発売したことでシェア自体は拡張することが出来たとの話です。
一方でVerizonやAT&Tは需要の低迷からもGalaxy S25 Ultraが条件を満たすことで実質無料になるプロモーションを開始するなど需要を強化しようとするなど今までになかった流れになっています。
相互関税の影響はこれから。
現時点では相互関税の影響を受けていないとしながらも高単価のモデルを中心に売り上げが低迷しています。今後相互関税でメーカーが値上げ余儀なくされた場合さらに需要が低迷する可能性があります。
ちなみに現時点でSamsungがどのような対応をとるのか不明ですが、アメリカ向けのモデルを製造しているベトナムにおいては46%の関税が設定されており、Appleに関しては26%の関税が設定されているインドでアメリカ向けのモデルを製造するとも言われています。
今後相互関税の影響でスマホが値上げされるのであれば今のうちに買っておいた方がいいと逆に需要が刺激されるかと思っていましたが、実際には低迷になっているのでアメリカの消費者も判断しにくい状況になっているのかもしれません。
