- 2025年5月7日
2019年にHuaweiはエンティティリストに追加されたことでGoogleとの取引が出来ない状況になりました。それでも中国では市場シェアを少しずつ回復させており技術力の高さはすごいと思います。
今回GSM ArenaによるとvivoやXiaomiはGMSに依存しないAndroidベースの独自UIを検討している可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
GMSに依存しないAndroidを採用。
Huaweiはエンティティリストに追加されたことでGoogle Mobile Serviceを使うことが出来なくなりました。そのためGoogle Play Storeなどインストールが基本は出来ない状況になっており、Huaweiもグローバル版はEMUIを継続しているとはいえ、中国版に関してはAndroidと互換性がないHarmonyOS Nextを採用しています。
そのためAndroidから完全に離れようとしている中で、今回の情報によるとvivoやXiaomiなどもGMSに依存しないフリーのAndroidをベースにしたカスタムUIを採用する可能性があるとしています。
ちなみに今回の情報によるとXiaomiはHyperOS 3でベースの開発を開始する可能性があるとしています。一方でフリーのAndroidを採用するにあたってOppoやXiaomiなどが共同して開発するかまでは分からないとしています。
少なくとも中国市場でみればGMSが基本禁止されているので中華メーカーがそのような対応をとってもおかしくないと思います。現状だとvivoであればグローバル版と大陸版では異なるOSを採用しており、今回の情報通りGMSに依存しないとなっても大陸版が切り離されると考えるのが分かりやすいのかもしれません。
大陸版はより癖が強めに。
仮に今回の情報通りであれば大陸版はより癖が強くなる可能性があります。とはいえHuaweiのように禁止されているわけではないので、現行モデルのようにある程度臨機応変に使うことが可能になるのかなと思います。
少なくとも飽和状態と言われている中国市場を最優先してグローバル市場での売り上げを捨てることはないと思います。なのでグローバル版を購入するユーザーはそこまで影響がない可能性があり、大陸版に関しては今までよりGoogle関連のサービスが使いにくくなるだけなのかなと思います。
何よりアメリカが何をするか分からないので政治的なリスクを少しでも軽減するためにメーカーが何か行動を起こすのは当たり前なのかなと思います。
