GoogleはAndroidのセキュリティをより強化するためにapkを排除する方向にある上に、古いバージョン向けのアプリも排除する流れとなっています。
App Storeと比較するとGoogle Play Storeの方がセキュリティが低いとも言われており、よりスマホがユーザーの日常に寄り添う存在になったからこそセキュリティを強化していくのは当たり前かもしれません。
今回Android AuthorityによるとGoogleがGMSの認定要件を変更したことが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
ストレージの最低要件を引き上げ。
Android自体はオープンソースのため誰でも使うことが出来ますが、Google Play Storeなど含めて「Google Mobile Service」はGoogleからの認定が必要になります。
なのでHuaweiはエンティティリストの影響で実質Googleと取引が出来なくなったからこそHuaweiの機種はグローバルモデルですらGMSに対応していません。
そして今回の情報によるとGMSの認定要件においてフラッシュストレージの要件が引き上げられたとしています。今回の情報だとAndroid15以降認定をもらうには最低でも32GBのストレージを搭載する必要があるとしています。
ただ32GBのストレージを搭載したとしてもAndroid15を搭載するだけで、ストレージの75%を占有することからも実質64GBはないと厳しいと判断することが出来ます。
Androidとそのモバイルアプリをローエンドのハードウェア用に圧縮するGoogleの努力にもかかわらず、16GBのストレージはアプリに多くのスペースを提供しないため、ユーザーエクスペリエンスが低下しています。そのため、Googleは最近、Androidデバイスの最小ストレージ要件を引き上げました。
Googleとしてもこれ以上Android自体を圧縮することが難しいと判断している可能性があります。また価格を抑えるために低容量のストレージを搭載した端末が販売 れた結果、それを買ったユーザーの満足度を出来るだけ下げないように配慮しているかもしれません。
時代の流れかも。
ただ今回の制限に引っかかるのは極一部のエントリーモデルのみという感じです。
Android OSバージョン | フラッシュストレージのサイズ要件 | データパーティションサイズ要件 |
Android15 | 32GB以上 | ストレージ全体の75%以上 |
Android14 | 16GB以上 | ストレージ全体の75%以上 |
Android13 | 16GB以上 | ストレージ全体の75%以上 |
Android12 | 8GB以上 | ストレージ全体の75%以上 |
ただ規格自体は別としてストレージ自体のコストを徐々に下がっているためメーカーにそこまでの負担はかからないのかなと思います。少なくとも国内で発売されている機種でみても最低で128GBの機種がかなり増えた印象を受けるのでそこまでの心配は必要はないと思います。
またOSが徐々に大きくなっているからこそ、本体のストレージを少なめにしてSDカードスロットでカバーするということもしにくくなっているのかもしれません。
何より今のゲームアプリはかなり容量も増えているので、ちょっとスマホで遊びたいと思う人には128GBでも全然足りない感じになってきているのかもしれません。
