- 2025年3月23日
日本ではいつ正式発表されるのか不明ですがアメリカでは4月10日より発売予定となっている「Google Pixel 9a」ですが廉価版のため物足りない部分もあるとはいえ期待値はかなり高いです。
もちろん実機で試してみないと分からない部分もありますが非常に楽しみな存在です。今回はGoogle Pixel 9aで唯一かつ最も気になることについて主観的にまとめたいと思います。
最も気になること。
Google Tensor G4は歴代Google Tensorの中でも最もアップデートが少ないと言われています。実使用の部分で見れば最適化のお陰で操作性は改善していますが、ベンチマークでみればほとんど変わっていません。
SoCで見れば大した進化をしていないように感じますがPixel 8シリーズとPixel 9シリーズでは大きな壁があると言われています。それが「5Gモデム」でPixel 9シリーズではExynos5400に刷新されています。
RedditにおいてもPixel 9シリーズは通信関連の不具合報告が減った印象で、Googleの月例のセキュリティアップデートにおいてもPixel 9シリーズは通信関連の不具合の修正が少ないように感じます。
なのでパフォーマンスではあまり変わらないとしてもGoogle Tensorに移行してからPixelに最も欠けていた「安定性」の部分でPixel 9シリーズはだいぶ落ち着いた印象を受けます。
Pixel 9aの最大の懸念。

だからこそGoogle Pixel 9aではGoogle Tensor G4を搭載しながらも「Exynos5400」ではなく「Exynos5300」を統合していることが最大の懸念点となっています。
少なくとも執筆時点で日本は対象外であることからも「衛星通信」が非対応であることに特段問題はないと思います。何かあった場合衛星通信を使ってSOCを送信することが出来るのは安全機能としては重要だと思いますが日本では環境が整備しきれていない可能性があるので仕方ないです。
むしろ衛星通信に関してはPixel 9aより前に対応すべき機種はいくらでもあるという感じです。一方でExynos5300はPixel 7シリーズから採用されている5Gモデムで他社の5Gモデムと比較して消費電力が多いことから発熱しやすく電池持ちにも悪影響を及ぼしていると言われています。
またGoogleもチューニングに悩まされているのか電波感度を上げると消費電力が増加する一方で下げれば電波を全然掴まないという感じでPixel 8シリーズでさえ電波感度が悪いとよく言われます。
また過去のアップデートをみてもPixel 8シリーズまで通信関連の不具合が地味に発生しているのでハード品質とチューニングのバランスが絶妙すぎるのかもしれません。
単純に考えるとExynos5300を統合しているPixel 9aはPixel 8までの不具合を踏襲している可能性があります。もちろん個体差があることなので一律で判断することは難しいかもしれません。
ただ歴代最大容量のバッテリーを搭載して安定性に期待できるからこそ5Gモデムに足を引っ張られて電池持ちが悪かったり圏外病になってしまったら非常に勿体無いように感じてしまいます。
