- 2025年4月3日
事前情報からも今年の9月にiPhone 17シリーズを正式発表すると予測されており、「iPhone 17 Air」の追加とカメラデザインの変更が大きな特徴になると予測されています。
一方でiPhone 16eの価格設定をみると、iPhone 17シリーズで値上げをするための伏線になっているとの話もあります。今回GSM ArenaによるとiPhone 17シリーズから関税の影響で大幅値上げになる可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
相互関税の影響。
トランプさんが大統領に就任してから目まぐるしいスピードでアメリカの改革を実行しています。そして先日発表されたのが「相互関税」で今回の情報によるとApple製品に大きな影響を受ける可能性があるとしています。
例えばiPhoneは中国やインドで製造されていますが、中国に対しては「34%」の関税が設定されており、インドに対しては「26%」の関税が設定されています。
インドで製造されたiPhoneがどの程度アメリカ向けになっているのか不明です。ただアメリカ向けのiPhoneのほとんどは中国で製造されている可能性があり関税の影響を強く受ける可能性があります。
またiPadやAirPodsはベトナムで製造されていますが「46%」の関税が設定されており、自社工場を持たず、そのほとんどをアメリカ国外で製造しているAppleは関税の影響を強く受ける可能性が高いです。
生産拠点を簡単に動かせない。
中華メーカーに関しては政治的リスクを減らすために中国製のコンポーネントを採用する比率が増えていますが、iPhoneで見ればSoCは台湾製でカメラは日本製でディスプレイは韓国製と様々な国のサプライヤーを利用しています。
その様々なコンポーネントを集約してFoxconn経由で中国で製造するという流れになっています。一方でAppleも政治的リスクを少しでも回避するためにApple製品の生産拠点を中国国外に移動しているとはいえいまだにその多くは中国で製造されています。
単純に考えると大統領はアメリカ国内で製造してほしいという狙いがあるのかもしれませんが、そうそう簡単に生産拠点を移動させることは無理で、そのほとんどのコンポーネントをアメリカ国内で製造するのも無理かなと思います。
また実際のところ関税の影響を負担するのがAppleになるのか。それとも消費者になるのか不明で、さらに値上げを行うとしても単純に考えるとアメリカ国内のみという感じです。
素人目線でみれば他の地域で販売されているApple製品に関してはそこまで関税の影響を受けるとも思えないので値上げする必要もないです。
ただAppleが関税の影響をグローバル市場全体でならすのであれば値上げされる可能性もあります。何より現状でみるとアメリカのメーカーが作っている大人気製品をアメリカ人が一番買いにくくなる感じで短期で見ればデメリットしかないように思えています。
