- 2025年4月5日
GoogleはPixel 9シリーズで一番アピールした部分としては「Gemini」の最適化です。ハード的な進化があまりなかったこともあるのかPixel 9シリーズの新製品発表会においてAI関連の新機能の発表に最も時間を割いていた印象を受けます。
少なくともPixel 9シリーズでGeminiを最適化した中で今度は音声アシスタントに力を入れている可能性があります。今回9To5Googleによると以前噂されていたピクシーの現在の開発状況に言及しているので簡単にまとめたいと思います。
ピクシーの噂。
昨年Google Pixel 9シリーズが正式発表される前にGoogleはPixelにより最適化されたGoogle Assistantを開発していると噂されており、その音声アシスタントの名称が「ピクシー」になると予測されていました。
またこのピクシーは様々なアプリでタスクを完了できる「AIエージェント」と呼ばれていました。
誰かが撮影した製品を購入できる最寄りの店舗への道順を提案するなど、複雑でマルチモーダルなタスク」を実行することを目的とした「AIアシスタント」
ただ直近の情報においてGoogle Pixel 10シリーズで搭載される音声アシスタントは「Pixel Sense」だと予測されており、このピクシーがどうなったのかよく分からない状況になっていました。
最強が分割された。
一方で今回の情報によるとピクシーはGeminiとの競争を避けるために縮小をされたとしています。
リーダーシップレビューの後、製品に取り組んでいる従業員は、指示を直接知っている人によると、新製品がGoogleのすべてのAndroidデバイスで動作するGeminiアシスタントと競合しないように、Pichaiが方向の変更を命じたと言われました。
その結果ピクシーとして開発されていたものは、Pixel screenshotとGeminiに分割されたとしています。ただ関係者によると以下のようにコメントしています。
どちらの製品も、Pixelアシスタントで最初に想定されていたものほど多くの便利な機能を提供していないと、その人によると。
今回の情報によるとPixel 10シリーズで搭載が予測されている「Pixel Sense」は明らかにPixelの支援に対して積極的な要素があるとしながらも、Geminiの代わりに使用するスマートアシスタントUIではないとしています。
ざっくり言えばGeminiの補助的な存在になると考えることができ、何より現状だとGoogleはGeminiに最も力を入れている。そのため最強のアシスタントになる予定だったピクシーは解体された上に劣化させられたと考えると悲しいですよね。
おそらくGoogleのブランディングの問題でGeminiを超えるものをPixelに搭載してはならないとの発想なのかもしれません。何よりユーザーはより便利にPixelを使えるようになった可能性がある新機能が潰されたのは残念です。
