- 2025年4月8日
一部情報によるとSamsungは今年Galaxy Zシリーズから初の廉価版となるGalaxy Z Flip FEを正式発表すると予測されています。事前情報通りであればデザインやコンポーネントはGalaxy Z Flip 6とある程度共通化することでコストカットしてくるとの予測ですが実際にどの程度の価格になるのか不明です。
またフリップ型に関しては他社含めて価格が安くなってきているので特段驚きもありません。今回Digital Chat Station氏がブック型折畳式機種の廉価版について言及しているので簡単にまとめたいと思います。
SoCのコストが下がる?
今回同氏がweiboに以下のように投稿していることが判明しました。
多くの人が大きな折り畳みについて尋ねています。今年はSnapdragon8G3の大割引があり、超軽量で薄い、50Mp潜望鏡とワイヤレス充電があり、6K程度の大型バッテリー、サイド指紋、IPX8防水、普及をメインにしています……
今回の投稿を確認する限りSnapdragon 8 Gen 3の大幅値引きが製品価格抑制に繋がっている可能性があります。ちなみにSnapdragon 8 Gen 3のコストは$180前後だったとも言われておりSoCとエントリーモデルの価格が一緒という感じです。
実際にどの程度値下げされたのか不明ですが今回の投稿をみる限りではSnapdragon 8 Gen 3を搭載したブック型の折畳式機種が今年登場する可能性があるのかなと思います。
ちなみに型落ちのSoCを採用するなどスペックよりも薄さや軽さなどデザイン重視の機種を出したのがvivoでした。ただ直近の情報からもvivoは今年発表する折畳式機種がvivo X Fold 4のみとも言われています。
なので今回の情報だけではどのメーカーが比較的安めの折畳式機種を出すのか不明です。
コストカットしにくい存在。
ブック型の折畳式機種が値下げしにくい理由の一つとしてフレキシブルディスプレイのコストが非常に高いことだと思います。メーカーや機種によって異なるはとはいえ修理代金をみると10万円弱の費用がかかるイメージです。
またディスプレイと合わせてコストが高いといわれているのがヒンジで、下手にコストカットすると本体の耐久性に繋がり故障のしやすさにも繋がる可能性があります。
メーカーが本気でシェアを拡大するために赤字に近い価格で売るならまだしも、例えばディスプレイとヒンジのコストカットで$1799で$1299になったとしてもストレートタイプの最上位モデルと同程度の価格になります。
これが仮に$999に出来たとしてもストレートタイプの中で見れば決して安いとは言えないです。結局スペックを犠牲にせずコストカットするのはほぼ無理なので安くしようとすれば安くするほどスペックが中途半端になります。
そして価格を抑制するにも限界があるのでコスパが悪くなる可能性があります。だからこそメーカーは現状ニッチ向けとして割り切って出している可能性があります。
残念なことに今回同氏が示唆している機種がどのメーカーから出てどの程度の価格になるのか不明です。ただ正直5000元以下にならないと価格ではインパクトはないかもしれません。
無理に安くするためにコストカットした結果故障が相次ぐみたいな状況になると、それこそ一般ユーザーからすれば印象が悪くなるだけで、「安かろう悪かろう」にならないようにしてほしいところです。
