- 2025年3月23日
国内市場において急激な成長を遂げたGoogleですが、ここ最近でみると高価格化の影響もあるのか失速したようにも見えます。とはいえ今までの成長が異常だったからこそ失速に見えても仕方ないのかもしれません。
一方でPixelは「安い」というイメージがついてしまったからこそ直近で見れば批判的な声が多いです。今回はGoogle Pixel 9シリーズを中心に意外と重宝されていない機能について主観的にまとめたいと思います。
極力「自動化」
まず一つ目として極力「自動化」していることです。よくPixelはGalaxyと比較してピュアアンドロイドに近いと批判されがちですが、豊富なカスタマイズ性を求めるかシンプルなUIを求めるかはユーザー次第かなと思います。
少なくとも自分の周りの一般ユーザーで見れば「カスタマイズ」がどんなに豊富であってもそもそも設定しないことに加え逆にUIがぐちゃぐちゃしていて分かりにくいとの声もあります。
またGoogleは以前より80%のユーザーが満足できるようにと「80%ルール」を採用していると言われており、ざっくりと言ってしまえば一般ユーザーをターゲットにしていると判断することが出来ます。
だからこそかGoogleは自動化を強化をしているように見えます。
例えばPixel 9シリーズは発売時から追加されていた機能の一つとして「アダプティブタッチ」があります。多くの機種は上記の画像のように「画面保護シートモード」もしくはタッチ感度を上げるといった機能がありますがGoogleの場合は最適化してくれます。
これはスクリーンプロテクターが装着されているかどうかや、ユーザーの手の状態や使用環境から最適化してくれる機能でユーザーが都度設定する必要がないので余計な手間が減ります。
また同じくディスプレイ関連になりますが「自動消灯」という機能もあり、多くの場合はスマホを触っていない時から「何秒後」に画面をオフにと設定できますが、Pixelの場合はユーザーの動向を把握して自動でオフにしてくれます。
そのため消費電力抑制にも繋がるので電池持ちの改善に期待できます。Pixelの場合はGalaxyのような豊富なカスタマイズ性はありませんが、多くのユーザーにとって余計な手間を減らせるように「自動化」をここ近年でみれば強化しているように見えます。
顔フォーカスの優秀さ
また個人的にPixelを重宝している理由としては動体撮影の強さです。もちろんXperiaのような動体撮影にかなり拘って撮影された機種と比較すると劣る面もありますが、顔フォーカスがあることで走り回る子供でも他社よりはブレずに撮れることが多いです。
一枚の写真を撮る際に広角と超広角の両方で撮影して一枚に合成するという機能で「顔」にフォーカスが合っているからこそ写真のクオリティが格段に上がります。
Xperiaの瞳フォーカスもそうですがユーザーが意図的に顔以外にフォーカスしている場合は別として多くのユーザーにとっては顔にフォーカスが合っているか合っていないかだけで写真の印象が変わってくると思います。
よくスマホのカメラはコンデジなどと一色単にされることが多いですが、それぞれ向いている方向性が違うようにも感じます。またスマホの中でもメーカーによって特色があり、Pixelの場合は動体の撮影にそれなりに強いことはあまり意識されていません。
また顔フォーカスとは別に「ボケ補正」も追加されたことで撮影後の写真を編集することも可能となっています。あくまでも一例に過ぎませんが、何か目立った特徴というよりは割と勝手にやってくれていることが多いです。
そのため良さに気づきにくい部分でもありますが、他社の機種を使った時に地味に実感するという感じです。
